膝蓋靭帯炎はバレーボールやバスケットボールなどのジャンプ競技で発症しやすい疾患のため
「ジャンパー膝」ともいわれています。
ジャンプのように屈伸動作が多いことで、大腿四頭筋(大腿部前面の筋肉)が固くなり、過緊張を起こします。
大腿四頭筋が過緊張を起こすことで、お皿の下の膝蓋靭帯に過度な伸長ストレスが繰り返しおこり、
そこに炎症や、微細な損傷をもたらし痛みとなります。
また、女性に多く見られるしゃがんだ際に膝が内側に入ってしまう(Knee-in)の姿勢は、
膝に捻じれが生じてしまい、膝蓋靭帯内側に過度な伸長ストレスがかかるのも、痛みの原因となります。
膝蓋靭帯が痛む過程には、「大腿四頭筋の使い過ぎ」「下肢のアライメント不良」などがあります。
どんなに患部の治療をして良くなっても、これらの過程を改善しない限り、同じ症状を繰り返します。
当院では患部の治療に加え、これらの過程の改善をすることで、再発しない体質となり完治と考えております。
どのような状態なのか把握し、状態に合わせた治療を提供致します。
①アイシング
急性期で炎症が強い場合、熱感がある場合、腫れている場合に行います。
アイシングを行う事で炎症反応を鎮静化させ、疼痛緩和を目的として行います。
②徒手療法
揉みほぐしや、ストレッチなどの徒手療法で過緊張を起こしている筋肉の柔軟性を確保し、下肢アライメントの不良の改善を
目的とし行います。
③鍼治療
固くなっている筋肉に血流を促し「筋肉の筋緊張緩和」「疼痛物質のサイトカインの除去」を目的として行います。
※炎症が強い場合は、患部への刺鍼は炎症が強くなる場合があるので行いません。
④電気治療
超音波治療で腫脹の緩和、損傷を受けた組織の回復を目的として行います。
高周波治療で筋肉の緊張緩和を目的として行います。
※状態に合わせて使い分けています。
⑤トレーニング
トレーニングで筋力バランスを整え、アライメント不良の改善を図ります。
※運動時痛がある場合は、悪化する可能性があるので運動時痛がなくなってから行います。
⑥テーピング
患部の安静を図るため、テーピングで補強、サポートを目的として行います。
①マッサージやストレッチで、大腿四頭筋の柔軟性を保つ
②筋肉のバランスを意識して鍛える
③違和感がある時は、患部の安静を図る
④サポーターやテーピングで予防する など
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