指や手の使い過ぎにより起こる疾患です。
関節の周りには、動かした際に腱が骨と擦れたり、関節に挟まれたりしない様に
腱鞘というトンネルが存在します。
筋肉の延長である腱は、この腱鞘の中を通り関節を通過します。
指や手の使い過ぎにより、腱と腱鞘が擦れ合い、炎症を起こすことで肥厚し動きを制限したりすることもあります。
進行すると「ばね指」になる事もあります。
指や手首をよく使われる方に多く発症しやすい疾患ですので、前腕~指にかけて使い過ぎによる負荷を減らしていくことが、
大切と考えております。
硬直した筋肉は、腱と腱鞘を擦れやすくする為、筋肉の柔軟性を確保することで腱が腱鞘の中をスムーズに通過することができ、
炎症の緩和にも繋がります。
このように、手首をまたぐ筋肉の柔軟性を確保しつつ、手首や指などの負荷が軽減するようにテーピングなどでサポートすることが治りを早くします。
①アイシング
状態に合わせて、炎症反応が強い場合はアイシングを行い、炎症の鎮静を狙います。
また、アイシングをしながらのストレッチ(クライオストレッチ)は、硬直した筋肉の柔軟性を出すのに
効果が期待できます。
②手技
整体やストレッチといった、徒手療法で前腕部の筋肉を柔らかくすることを狙います。
動きを加えながらの徒手療法で、腱と腱鞘の滑走をスムーズにすることで、日常生活に支障が出ないよう
改善を図ります。
前腕だけでなく、上腕や肩の方から影響を受ける場合もございますので、原因になっている部位にも施します。
③鍼灸治療
鍼灸治療をすることで、筋肉や腱の血流促進になり弛緩を狙います。
進行してなってしまったバネ指も、血流が悪いと治りも悪く更に悪化する可能性もあるので、患部の血流を
直接的に促せます。
④超音波
圧痛も強く、手技での弛緩が難しい場合は、超音波の温熱作用で痛みとなっている腱・筋肉の血流を改善が期待でき
弛緩させる目的で行います。
⑤テーピング
手首や指の使い過ぎにより起こりやすい疾患のため、なるべく負荷がかからない様に、
筋肉のサポート、関節の制限を目的としたテーピングを提供いたします。
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