梨状筋症候群

臀部には、大殿筋、中殿筋、小殿筋、深層外旋六筋の筋肉が存在しています。

深層外旋六筋は股関節を外旋させるための6つの筋肉を総称した言い方です。

 

≪深層外旋六筋≫

梨状筋
大腿方形筋
上双子筋
下双子筋
内閉鎖筋
外閉鎖筋

 

これらの6つの筋肉は、臀部の奥にある筋肉で、梨状筋の真下を坐骨神経が通っています。

何らかの原因で、梨状筋が坐骨神経を圧迫してしまい痛みやシビレが、お尻や太もも、ふくらはぎにかけて生じる疾患です。

症状


  • 臀部痛
  • 大腿後面痛
  • 下腿部痛
  • 臀部~下腿にかけてのシビレ
  • 長時間座っていると痛み、シビレが強くなる  など

当院の考え


梨状筋は、股関節を外旋(脚を外にねじる)際に緩み、内旋(脚を内にねじる)で筋張力が高まります。

内旋時での柔軟性が梨状筋にないと、坐骨神経を挟み込んでしまい、坐骨神経痛の症状が出てしまいます。

この梨状筋の柔軟性をだす事がとても重要で、外旋筋群の筋力低下により内旋筋群との筋力バランスの崩れも発症・再発の要因になりますので、バランスを整えるトレーニングも必要と考えております。

また、骨盤の歪みも臀部周りに過剰なストレスを与えてしまいますので、こちらも整えていきます。

酷くなると痛みやシビレも強くなり、歩行やしゃがむことも困難となり得るため、日常生活にも支障をきたしてしまいますので、

早めの対処が必要です。

 

当院の治療


①手技

ストレッチや徒手療法で、梨状筋の柔軟性をだす目的で行います。

また、梨状筋だけでなく腰や大腿部など股関節の動きに連動している部位にもアプローチし、骨盤の歪みを改善する事で梨状筋の負担を減らし、悪化や再発の予防も目指します。

 

②鍼治療

梨状筋に直接鍼を刺すことで、ダイレクトに治療することができ、鍼の効果で血流を促進させ筋肉を緩める効果が期待できます。

症状の状態に合わせて、シビレがある場合は坐骨神経のラインや領域に刺した鍼にパルス(電気)を流します。

 

③トレーニング

股関節が内旋すると症状が出やすい疾患なので、内旋方向に脚が引っ張られない様にするためのトレーニングを提供いたします。

外旋筋群が弱っていると、常に内旋位の状態となってしまうので外旋筋を鍛えてバランスの取れた位置を維持できるように、行います。

骨盤の歪みに対してのトレーニングも併用して行います。

梨状筋症候群の予防


  • 長時間の座りっぱなしをしない
  • 過度なトレーニングはしない
  • 臀部のストレッチを心がける
  • ウォーキングなど適度な運動をする  など

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