三角線維軟骨複合体 (TFCC) とは、手首にある軟骨で膝でいう半月板のような組織です。
手首での衝撃を緩衝する働きや、手首を安定させる働き、力を効率よく伝える働きをしています。
手をついて転倒した時や、バットやラケット、ゴルフクラブを振った時・ボールを打った時に手首に異常な
衝撃が加わった際に発症する事が多い疾患です。
軽度な損傷であると、症状が無い場合も多く気が付かないまま状態が悪化する疾患でもあります。
重症化すると、損傷したTFCCは修復されないので、手術を強いられることが多いです。
バッティングやゴルフなどのように、スイングの中で手首の小指側に圧迫が加わった状態での手首の捻りが、
損傷の原因でもあり、痛みを誘発させる動きでもあります。
損傷したTFCC自体は修復出来ませんが、痛みの軽減・悪化・予防をするには手首にかかる負担を少なくすること、手首の可動域を確保する事が重要と考えております。
また、手術後のリハビリでも関節拘縮の予防・関節可動域の改善・筋力の維持が必須となりますので、術後のアフターケアも
提供致します。
①手技
マッサージやストレッチなどの徒手療法で、肘から手の平まで手首の関節可動域の改善を目的として行います。
また、手術後の関節拘縮の予防では他動運動なども行います。
②鍼治療
手首の患部というよりは、前腕の筋緊張は、手首に負担をかける要因になるので筋緊張を起こしている筋肉に刺鍼し、
血流を促し柔軟性の回復を狙います。
③トレーニング
手術後はギブスなどの固定具により、筋力が低下・萎縮してしまうので、トレーニングにより筋力を回復、筋肉の肥大を
目的に行います。
④テーピング
スポーツをする際、日常生活で痛みがまだある場合はテーピングで、手首に負担のかからない様にサポートします。
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