コンパートメント症候群

筋肉は筋膜でそれぞれの区画に分れており、コンタクトスポーツや強くぶつけたなどの打撲、

激しい長時間の運動などでも起こる疾患です。

コンパートメント症候群は、打撲などによる区画内での出血や浮腫 (急性型)、筋肉の使い過ぎによる疲労物質の蓄積 (慢性型)で、

区画内の内圧が上昇することで筋肉、神経、血管といった内部の組織が圧迫され

「痛み」「知覚障害」「循環障害」が引き起こされる疾患です。

この疾患を放っておくと、特に打撲などの急性型は循環不全により浮腫がどんどん増していき、

内圧が上昇していくことで圧迫が強まり、最悪の場合は筋肉や神経などが壊死にまで至る場合もある疾患です。

痛みや知覚障害などがある場合は、早急に治療が必要ですのでご相談ください。

症状


  • 圧痛、疼痛
  • 知覚障害
  • 運動時痛
  • シビレ  
  • 腫脹  など

当院の考え


コンパートメント症候群は、下肢や上肢などで発症することが多いですが、どこの部位にでも起こり得る疾患です。

圧迫を受けている筋肉が伸び縮みするだけでも激痛を伴い、関節を曲げることさえ困難になります。

しかし、この関節の曲げ伸ばしができないと、筋肉の収縮による筋ポンプ作用で患部の血液循環が乏しいままとなってしまいます。

当院では、まず筋肉の収縮ができるようにすることで、コンパートメント症候群の原因となっている出血や浮腫、疲労物質を

除去できるようになるため早期回復が望めると考えております。

その後に、患部の揉みほぐしなどでアプローチしていくことで安心かつ安全に治療を進められます。

当院の治療


①アイシング

コンパートメントとなっている筋肉を伸長させた状態でアイシング (クライオストレッチ)することで、関節運動時の痛みの緩和を目的として行います。

また、打撲による筋硬直にも効果的です。

 

②電気療法

状態に合わせて、超音波治療や高周波治療により患部の血液循環を促進させる目的で行います。

電気の力で収縮させることで、筋肉に負荷なく治療を進められます。

 

③鍼治療

患部の筋肉に直接鍼を打つことで、血流促進、筋緊張緩和の効果で筋肉を緩める目的で行います。

腫れもあり圧痛も強い場合は、マッサージでも痛みを伴うことがあるので、その場合は鍼治療が効果的です。

 

④徒手療法

マッサージやストレッチにより、動きの中で筋肉の収縮をスムーズにする目的で行います。

ある程度動かす事もできるようになってくるので、回復も早まります。

コンパートメント症候群の予防


  • 打撲などの場合は、受傷後早急にアイシングと患部のストレッチ(急性型の場合)
  • 激しい運動を長時間連続して続けない(慢性型の場合)
  • 運動後はしっかりとケアをする  など

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