膝の痛みでしゃがめない、引っかかる、立ち上がる時などの初動作で強張って痛みがある。
等の症状でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
膝には「前後の十字靭帯」「内側外側の側副靭帯」「半月板」など皆様がお聞きしたことのある組織が存在します。
今回は、これらの組織の損傷による痛みの話しではなく、痛みの出るメカニズムをお話しします。
膝の動きは基本的に曲げ伸ばししかできません。
この曲げ伸ばしをスムーズにするには、膝関節を成している大腿骨と脛骨の向きが揃っている事が不可欠です。
関節の形も構造も向きが揃っていてストレスなく動くような造りになっています。
膝に捻じれが生じていると上記に挙げた靭帯に伸長ストレスがかかり、O脚やX脚では靭帯の伸長ストレスの他に半月板への圧迫ストレスも加わります。
これらのストレスが持続的に続くと、最終的に靭帯損傷や半月板損傷に繋がりかねません。
初期段階ではこれらのストレスにより、膝周囲の組織に炎症が起こるための痛みとなっていることが多くみられます。
大腿骨と脛骨の向きを崩している要因となる筋肉や、その筋肉上に位置するツボに鍼灸治療やマッサージを施す事で原因筋の筋緊張緩和を促します。
更に拮抗する筋肉を鍛えることで、互いの筋張力のバランスが整い正常な向きに大腿骨、脛骨を調整する事がとても大切です。
靭帯や半月板の損傷になる前に予防しましょう。